資格の国 司法試験受験の技

仙台初詣合格祈願 資格の国


仙台初詣合格祈願 司法試験受験の技

130年の歴史を持つ日本の司法制度は、転換期を迎えています。
社会経済構造が高度化・国際化し、自己責任の求められる時代。
司法へのニーズはますます高まっています。
しかし従来の受験制度では、人員不足などの問題が解決されません。
そこで「司法試験合格者枠の増大」「ロースクール構想」が実現の運びとなり、
また市民意識からの乖離を克服するため「法曹一元化」「陪審・参審制」による
「開かれた司法」を目指してもいます。

現在日本の法曹人口は約2万人。他の先進諸国と比べて非常に少ない数です。(米国94万人、英国8万強、独11万強)
その大半が都市部に集中し、地方の弁護士不足は深刻です。

これからの司法がより利用しやすい開かれたシステムであるために、司法試験の改革も当然行われます。
これまで司法資格試験は合格まで数年を要し、受験に向けるリスクが大きすぎるとされてきましたが
制度改革は着実に進行し、一部の特別な人しか合格できない試験ではなくなりつつあります。
資格合格者が400人程度だった時代から漸次数は増え、平成11年度、資格合格者は1000人の大台を突破しました。
平成12年度には31729人中、994人が合格。最終的に資格合格者数は3000人にまで増員される見込みです。

いわゆる「優先合格枠制」が平成8年度から採用されていますが、
これはバラエティに富んだ人材を効率的に採用するのが目的です。
具体的には合格者全体のうち9分の2を、受験歴3年以内の人に優先させるというものです。
この制度なら、成績順位1500番くらいでも十分合格は可能。これから初めて受験する方に大きなチャンスとなります。

平均受験期間は、平成元年度が6.66年以上でしたが、平成12年度には4.59年にまで短縮されていあす。
平均資格合格年齢では28.91歳から26.55歳と確実に若年化。
さらに24歳以下が合格者の36.3%を占めています。現役大学生の合格者も311人を数えます。

近年の出題傾向は、細かすぎる知識は求めない基本的なものになっています。
本来の法曹に求められる「考える力」をおざなりにしない目的があります。
知識量の軽減により、効率よい学習で短期合格が可能になりました。

現在の司法試験制度は、新制度への移行の時期にあります。
「ロースクール(法科大学院)構想」とは、国内の一部の大学に法曹養成の大学院を設置し、
そのカリキュラムを修了した上で規定の国家資格試験に合格したものだけが法曹資格を付与されるというものです。
ロースクールの特徴は、結果としての知識より学習のプロセスをより重視し、「法律家の養成」をはかって演習や個別指導を中心に置いています。
新たな法律資格試験では終了者の7・8割が資格に合格するものと言われています。

司法制度改革に際して、今までの勉強方法やこれからの資格の学習に不安を感じる人も多いでしょう。しかし心配することはありません。

ロースクールの導入は早くても2003年、カリキュラム3年と資格合格後の研修が1年反行われるので、実務かとして活躍できるのは2008年以降です。
司法資格試験ならば合格直後の研修があればよいので2004年からです。

ロースクール構想は、法曹の質の低下を防ぐことも大きなテーマとなっています。カリキュラム自体は実務家養成のプロセスを重視していますが、
知識の習得についても自助努力が相当要求されるものと思われます。

現行の司法試験は、ロースクール制度の導入に従って、時期をみて廃止されることがすでに決定されていますが、全変更ではなく両方のシステムが併存し、
漸次シフトしていくとするのが当面の見方です。
現行の制度の廃止はどんなに早くても2010年と思われますので、これから資格受験しようという方にとってはほとんど関係ないことです。

ロースクールによる合格者3000人時代以前の、合格者1000人の時代に資格合格しておくことは社会的認知度にも違いが現れると思われます。
試験の準備は新制度への準備にプラスとはなっても決してマイナスにはなりません。
安心してスタートを切り、短期合格へと臨みましょう。